ヴィンテージシンセがこの世から消える?松武秀樹、坂本龍一らがPSE法緩和を求め署名活動を開始
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の第4のメンバーとして知られる松武秀樹氏が会長を務める日本シンセサイザー・プログラマー協会(以下JSPA)が、2006年4月から本施行される「電気用品安全法(PSE法)」の対象機器の緩和を求め、同協会の公式HPにて署名活動を先日より開始している。
2006年4月から本施行される「電気用品安全法(PSE法)」。この法律は電気の安全管理を目的とし、漏電・火災・感電などの事故防止と 粗悪品を排除してきちんとした電源部品で運用管理するという目的で制定された。具体的には、電気製品に安全確認マーク「PSEマーク」を付けて製造、販売 を義務付けるもので、2006年4月以降からは「PSEマーク」の表示がない製品の販売は通常通りでは出来なくなる。 この法律の対象が家電製品を始め電気楽器、電子楽器、音響機器も含まれる為に、音楽家や録音スタジオ、コンサート音響機器業者、音楽愛好家、楽器販売店にも、この法律の条項は密接に関わってくることは間違いない。 (音楽系の電気製品は、シンセサイザーのほか、ギターアンプ、電子楽器、レコーディング機器、アナログ/デジタル・テープレコーダー、ターンテーブル、ジュークボックスなど、電源トランスを内蔵している製品すべて)JSPAは、この法律に関する情報の共有が一般ユーザーまで進んでいないと指摘。また1950年代から1990年代に生産されたヴィンテージ機器の多くは、現在でも現役で使用されており、そのすべてについて中古販売ができるように検査基準を満たすことは到底不可能とも説明。「専門機器を支える中古機器販売、下取り市場も閉鎖せざるを得ない状況になってしまい、これからの日本の音楽と芸術文化の発展に大きな支障をきたすことになる」と、同協会は販売規制の対象となる機器の緩和を求めている。今回の署名活動は、松武秀樹氏を中心に、坂本龍一氏、高中正義氏、椎名和夫氏らも参加。https://www.jspa.gr.jp/pse/index.cgiにて署名が可能です。
